和歌山県指定無形文化財である木ノ本の獅子舞。
2012年の撮影ですが他県への貸し出し(レンタルフォト)でたまたまデータを引き出したので掲載します。
木ノ本の獅子舞は、神に対する祈りと感謝の心をこめて行なわれる神事芸能で、
毎年十月十五日を過ぎた次の土曜日と日曜日に木本八幡宮に奉納される。
獅子は雄獅子で有名なのは「梯子獅子」、
地上約5mの高さのところに渡した二本の青竹の上で舞うもので、舞手には相当の修練が要求される舞である。
青年二人が胴衣に入って演ずる勇壮活発な獅子舞である。
静かに、また勇猛に威勢よく反り返って再び舞い始め、約三十分も舞っている。
そういう伝統的な地元のみなさんも力を入れているお祭りなんですが、
こういう撮影の場合は地元の利、僕は練習のときから顔を出します。
引退された獅子舞保存会の方から話をきいて、色んな情報を得ます。
例えば梯子獅子、これは地上5メートルの危険な舞なのですが、
木ノ本の場合はストロボ炊いても良いそうです。
聞いてみると「獅子を被ったら光なんか見えてないよ!見てないよ! 真っ暗真っ暗! 感覚、感覚!」
と言う事で梯子の昇り降りを除けばストロボ炊いても大丈夫なんです。
また獅子舞奉納の儀式が早朝にあるんですが、それがとても大切な儀式で、でもメディアは取り上げない。
他にも「一番勇猛で迫力があるのは引退する青年部の最後の舞だ!」とその順番や場所など
色んな情報を得れます。
和歌山人だから撮れる写真を撮るように心がけていますし、それが礼儀だと思っています。
もちろん肖像権も問題で変わりに撮影したデータを全て渡すようにしています。

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