2013年01月13日

αにララバイ


僕とα(MINOLTA)の出会いは突然で、α-9と言うカメラのファインダーを覗いた時にときめきが、始まった。
決して大きくないけれど「困ったらたすけてくれる」人情味のある会社だった。
実際に僕が夜中にトラブルに陥った時もカメラを持って営業さんがわざわざ同じカメラを現場に届けれくれた。
それから妥協しないレンズやカメラ。
開発テストにはプロはもちろん、初心者や始めたばかりの女性まで開発テストに参加して誰もが納得いくように改良を繰り返して作られた。
他のメーカーが流行に乗っても「いや、これでないとダメなんだ」と、基本性能にトコトンこだわった。

それから15余年、僕の機材もドンドン増えてレンズは70本を越えた。

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そしてαはSONYという会社に引き取られて今度はその僕を虜にしたファインダーは、
目の前に電子モニターがあるEVFというモノに置き換えられて、長時間覗いていると眼が悪くなる便利(?)なデジタルなモノになった。
SONYの答えは「プロは使わないで下さい、長時間覗かないで下さい。」だった…。

ここにいるカメラやレンズは左の2つある防湿庫の1つだけだけど、どれも思い入れのある大切な相棒だ。
総額で500万円はゆうに越える。
それより、あるレンズは作られて25年以上も経つが、今でもとても頼りになる一級品のレンズで壊れないいし、画質も今でも最前線、何より使いやすい。

そんなαにさよならの日が近い。
遊びでないのでSONYに付き合っていられない。

勝手な男のロマンには飲んでも酔わず、飲まずにはいられない夜がある。



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posted by すえしん at 23:57 | Comment(11) | TrackBack(0) | αレンズ・MINOLTA
この記事へのコメント
始めまして、いつも楽しく拝読させて頂いてきましたが、αマウントさようならされるのですか?
ソニーを擁護するつもりはありませんが、寂しいですねえ

私はデジ一ビギナーですが最近のソニーのカメラに対する方向性には疑問を感ずることばかりでして、このままの姿勢をソニーがとり続けるなら、私もいずれCかNに引っ越す日がくるような気がします。
Posted by dさん at 2013年01月19日 13:04
>dさん

実は僕も機材をゆずる準備をしつつもついつい「これであの小鳥を撮ったんだよな」とかα-9のシャッター音を何度も確かめたりしています。
実はα-9、最近ベットの中で触っています(笑)

ただCP+で何も無いとなるとOVFはもうないでしょうね・・・。

ただ本当に大切な手放せないレンズは最小限置いておきますので、またαに戻れる日が来ると嬉しいですね!
Posted by いなかのカメラマン at 2013年01月23日 00:31
初めまして。私も若造ではありますが職業カメラマンでαを使っております。

最近のEVFなαを買う気が起きないので、ニコンに移行しようか考えている最中にこのブログを拝見しました。
ミノルタ製品も含め数百万円もかけた機材ですが、将来性が感じられなければ・・・という思いを抱いております。

ソニーさんがα900のちゃんとした後継機を出してくれればいいんですけどね。
希望が薄れていくにつれて私の仕事道具はニコンに変わっていきそうです。
悲しさと憤りで仕事も楽しくなくなってしまいます・・・
Posted by Messier at 2013年01月23日 16:34
はじめまして。いつもブログを拝見してきました、元M公園長のSと言います。M公園の歴史を調べていて、昔公園で「ミドリの電車に乗って、ミドリのロッコールで、ミドリ(象)を取ろう!」というフォトコンテストが行われたことを知りました。ミノルタの協賛を頂きSR7とかが賞品だったようです。そうなるとミノルタカメラがどうしても気になって、とうとうオークションでα7をポチり、銀塩写真を楽しむことに・・。今日久しぶりにのぞいてみたら、「αマウントにサヨナラ」と書かれているので絶句しました!!あんなにαマウントのことを布教していた方なのに・・・。N社のデジ一を処分して、いっそαにしようかと迷っていたのですが・・・。複雑です。 
Posted by 元M公園長 at 2013年01月23日 22:35
>Messierさん
僕もここ3年はずっと格闘でした・・・。
結果、最小限のαシステムを残してNikonに移ります。
本当はαレンズを使いたい気持で一杯です!

> 元M公園長さん
すみません。
上記の通りです。
やはり仕事にはブレの無い機材が必要なんです。
αはブレすぎでEVFはやはり長時間は使えませんでした・・・・

Posted by いなかのカメラマン at 2013年01月23日 23:38
多分名前でわかるかと思います
自分はここまでお金使えないですが
ミノルタには思い出がたくさんあります。

ストリンガーがsonyの将来をコテンパンに
砕いて行った感があります。(全部門にて)
辞める時に自分の功績を高々にアピールしてたのは
それだけ功績がなかった証しです。

なまじα900のovfが凄まじかった為に一度失った
状態から再度ovfという訳にはいかないのだと思います。

おいらの場合はevfでも構わないのですが、
動画を使わないのに動画に特化されたことが痛いです。
5D系はあくまでも高性能なスチル機能を高次元で利用した
動画機能が受けた理由です。
スチル機能を落としてまで動画機能を上げても、
そういうカメラが欲しい人は動画専用機を買うという
事実を把握してないところが辛いかなと。

某掲示板にはそういうことも考察できないマンセーが
大丈夫と言い和えば傷が癒せるのような感じがして
哀れささえ感じました。

自分もNikonを本気で考えています。
別にevfは良いんです。
ただ、同じセンサーを使ったnexに高感度のノイズで
劣る一眼レフを出して疑問に思わず、悔しいとも思わず、
その原因が解ってるのにその原因に対して影響がないと
言い張る姿勢。そこにはものつくりに対して真摯さがない。
ものつくりの基本を忘れた会社に、
撮影の最終目的は何か?綺麗な写真では?撮りたい絵では?
限界isoが低すぎる。tlm減光分が無ければ今までのαと同じ分に使えた。

α99もtlmが無ければもっと高感度が強かったはず。
高感度が全てではないけれど、高級機が軒並み高感度性能を
追うことを考えれば表現の幅を広げる大事な要素なのは
明白な事実だと思う。
AF-Dも折角のα強みであるレンズ資産やサードの選択肢を
切り捨てるだけの仕様。
使う人の身になった機能の搭載をされていない。



D600辺りに移行でしょうか?
でもフルサイズにはそんなに興味はないのです。
重いし。
ISO1600が使い物になれば良いので、フルサイズの恩恵は
少ないです。
悩みどころです。





Posted by 色々心配人 at 2013年01月28日 08:04
>色々心配人さん

僕も寂しいです><
「αのキレイなヌケの良いレンズでスポーツを撮って、リアリティを伝えて感動させる!」
って決めて頑張っていたんで。><

行き先はおさっしの通り、
やはり同じ円形絞りのNikon・D800とD600です。

ただ、ファインダーはα900と比べると「ガックリ」きますね^^;
やはりαのレンズとOVFファインダーがいかにすごいか、再認識しています。

仰るように
「そこにはものつくりに対して真摯さがない。ものつくりの基本を忘れた会社」

僕も今はテレビもDVDもSONYですがもう買う事はないでっすね。
仕事でも最後の決めては「人となり」です。
製品も「ユーザーを大切にするかどうか?」で決めます。
Posted by いなかのカメラマン at 2013年01月28日 10:42
度重なる故障に悩まされ、撮影機材は信頼性が一番という考えから、もう5年前に、αを捨てて乗り換えてしまいました。EOS 5D Mark II/IIIやEOS 7Dといった機材やレンズはノートラブル、仕事で使える安心した機材です。
Posted by TigersBoy at 2013年02月14日 18:38
いなかのカメラマンさん、こんにちは。

価格.comではαに対する思い入れに、
ソニー嫌いな私が素直にお気持ちを
受け入れられました。

そんな、いなかのカメラマンさんも
システム移行されるのですね。

掲示板で見せていただいた、素敵な
赤ちゃんのお写真が、もう見れない
と思うと寂しいです。

また、システム変わったら元気な
コメントをお待ちしてます。
Posted by キジポッポ at 2013年03月06日 23:27
初めましてターヤンと申します。
時々、覗かせて戴いていました。
特に価格.comは面白かったです。
使ってない者には魅力が解らないですね。
どうか趣味の時はミノルタを使ってやって下さい。

小生は高校時代のSR1sから現在α7D、サブにα700と素人写真を楽しんでいる者です。
失礼致しました。
Posted by ターヤン at 2013年04月05日 14:23
はじめまして。
ときどき覗かせていただいておりました。
ヤフオク!で商品を検索していて、末藤様が沢山のミノルタ資産を出品されているのを知りました。
少々ショックでしたが、やはりプロですから仕方がないのでしょうね。
28-70mm F2.8 Gは私も花形フードを自作して使っています。(作り方は違いますが)
上手く言えませんが、末藤様の良き未来をお祈りしております。

Posted by Aヤマ at 2013年04月27日 21:40
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