刊行誌の取材で訪れました。
あいにくの雨天でしたが全てのものを包み込む大らかさがありました。
全国の「熊野神社」の総本宮にあたる熊野三山。

三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせるのが、聖地熊野本宮大社です。
平成7年には社殿が国の重要文化財に指定されました。


向かって左手の社殿が夫須美大神(ふすみのおおかみ)・速玉大神(はやたまのおおかみ)の両神。
中央は主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)。
そして右手は天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られており、
交通安全、大漁満足、家庭円満、夫婦和合、長寿の神として人々を迎え入れてきました。

八咫烏(やたがらす)が神武天皇御東征の軍隊を道案内をしたということもあり、
「勝利の神」として崇められています。
現代では、八咫烏は主に日本サッカー 協会のシンボルマーク・日本代表エンブレムとして用いられています。

熊野本宮大社はかつて三つの川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲にありましたが、
明治時代の洪水で多くが流出し、流出を免れた上四社3棟を明治24年(1891)に現在地に移築・遷座しました。
大斎原は大鳥居が鎮座していて大斎原は桜の名所としても知られています。
神が舞い降りたという大斎原。近年はパワースポットとして多くの人が訪れています。







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